市長の施政方針演述に対する質疑が行われました。
医療、人口減少対策、地域づくりなど様々な議論がありましたが、私が特に注目したのは「教育」と「子育て」の扱われ方です。テーマが重複することもあり、私自身が直接質問したわけではないですが、他の議員とのやり取りを見て感じたことを書き留めます。
今回の施政方針では、「子育てするなら奥州市 岩手No.1」という方針が大きく掲げられました。これ自体は郷右近市長独自のキャッチフレーズではなく、この間も奥州市が掲げてきたものであります。
この方針の中で最も象徴的なのが給食費無償化です。
子育て世帯の経済的負担軽減という意味では、多くの家庭にとって歓迎される政策でしょう。私もその意義を否定するつもりはありません。
しかし、質疑を通じて感じたのは、「子育て支援」は語られている一方で、「教育」についての方向性があまり見えてこなかったということです。
子育て支援と教育は同じではない
行政の世界では「子育て支援」と「教育」は似ているようで実は異なります。子育て支援は保護者の負担軽減や安心して子どもを産み育てられる環境づくりが中心です。一方、教育は子ども自身への投資です。
・どんな力を身につけてもらいたいのか。
・どんな人材に育ってほしいのか。
・地域の未来を担う子どもたちをどう育てるのか。
そうした視点が教育政策です。
今回の施政方針では、給食費無償化や子育て支援策については具体的な言及がありました。しかし、「奥州市の子どもたちにどんな力を身につけてほしいのか」「人口減少時代に必要な人材をどう育てるのか」という教育ビジョンについては、まだ十分に語られていないように感じました。
人口減少対策の本丸は教育かもしれない
市長は人口減少を最大の課題と位置づけています。確かに子育て支援は重要です。しかし、人口減少対策を長期的に考えるなら、教育こそが本丸ではないでしょうか。なぜなら、今の子どもたちが20年後、30年後の奥州市を支えるからです。
給食費無償化は今年の家計を助けます。しかし、地域の未来を変えるのは教育です。例えば、
・地域課題を自ら考える力
・新しい産業を生み出す力
・地域への愛着や誇り
・外で学んだ後に戻ってきたいと思う気持ち
こうしたものは教育の中で育まれる部分が大きいと思います。
「選ばれるまち」の前に「育つまち」を
今回の質疑では、市長から「選ばれる奥州市」という言葉も出ました。もちろん大切な考え方です。しかし私は、その前に「子どもたちが育つまち」であることが重要だと思っています。
保護者から選ばれるだけでなく、子どもたち自身が「このまちで育って良かった」と思える教育環境が必要です。また、一度進学や就職で外に出たとしても、「いつか奥州市に戻りたい」と思えるような地域とのつながりも重要です。その意味で、教育政策は単なる学校教育ではありません。人口戦略でもあり、地域づくりでもあります。
今回の施政方針からは、市長の子育て支援に対する思いは伝わってきました。一方で、教育については、まだ具体的な方向性が見えにくい部分があります。
・給食費無償化の先に何を目指すのか。
・どのような子どもたちを育てたいのか。
・奥州市ならではの教育とは何なのか。
今後、総合教育会議や予算編成、教育行政との議論の中で、そのビジョンが示されることを期待しています。
人口減少対策は、子どもを増やすことだけではありません。今いる子どもたちの可能性をどう伸ばすか。その議論も同じくらい大切だと私は考えています。
※このブログは生成AIとの対話から作り出しています
